
2017年1月13日、ちらりとツイッターを見ると、TLはニンテンドースイッチの話で大盛り上がり。
何が起こったかと思えば、どうやらニンテンドースイッチのプレゼンテーションが行われていたようです。
そして翌14、15日には体験会が行われるとのこと!
しかも!待ちに待ったゼルダの新作もプレイ出来るというではありませんか!
これは親に借金をしてでも行くしか無い!ということで、友人といっしょに任天堂Switchの体験会に行ってきました!
この記事では、体験会で目にした新しいコントローラー、ソフトについての考察、そしてゼルダ新作の体験レポートをしていきたいと思います。
■目次
- ちっさいコントローラー,「joy-con」の可能性
- 新作タイトル登場!ゼルダBoW体験会も!
- 【総評】結局Switchは買い?
任天堂の最新ハードということで余裕を持って開場1時間前に着きましたが、しかしまあ会場は、人・人・人。さすが世界のNintendoという混み具合です。
ずらりと並ぶ列はすべて体験会の整理券待ち。運良くゼルダの整理券列だけは空いていたので、閉場30分前、最後の回の整理券が取れました。
1時間ほど並んでやっとこ入場。
入り口にはデカデカとコントローラーの姿が見えます。
まずは、新しく作られたSwitch用コントローラーについて説明したいと思います。
■ちっさいコントローラー「Joy-Con」の可能性
これがコントローラー。ちっさい。
サイズは縦102mm×横35.9mm。
写真だと比較対象がないのでわかりやすく説明すると、明治アポロチョコの箱のサイズが縦105mm×横46mmなので、サイズを直に感じとりたい人はAmazonでポチりましょう。
筆者の場合、親指と人差し指を広げてちょうど下から上まで手が届くくらいでした。子ども向けでぴったりくらいのサイズかもしれません。
コントローラーは「Joy-Con(ジョイコン)」と名付けられ、モーションIRカメラ、各種ボタンに、付属の「Joy-Conストラップ」でWiiコントローラのようなモーション動作も行えるなど機能満載。
良い点としては、様々な機能による広がりのあるプレイを、多くの人とシェアできることですね。マリオカートも見てきましたが、相変わらずハンドル型にはめて皆慣れた手つきでプレイしてました。
ですが、個人的に気になっているのは、例えば3人家族でマリオカートする時、「もう一人はどうすればいいの?」となってくるわけです。
今までは「GCコンがあるさ!」となっていたわけですが、今回GCコンはデフォルトでは非対応なので、別売りでコントローラーを買う必要が出てくるわけです。ここで問題なのが、コントローラーがめちゃんこ高いという点。
ジョイコンは片方づつで買えますが、片方税抜きで4,480円、両方買えば7,480円。小さいくせに高い。
「両方買うともれなく2千円オトク!」とかそういう話じゃないんですよ任天堂さん…片方でソフト一本買えるじゃないっすか。
じゃあ仕方ない、と「Nintendo Switch Proコントローラー」(Wiiでいうクラシックコントローラー)を買おうとしても、こちら税抜き6,980円。微妙!
そう考えるとどうしてもデフォルトでシェアできる人数は1×台数分になってしまい、3〜4人家族だと(ハードのコンセプト的に)どうしても追加で5〜7千円とられてしまうという事になります。シェアさせたいんだったら安くすればいいのに…
■新作タイトル登場!ゼルダBoW体験会も!
次はソフトの話です。
一つ目はSwitchならではのタイトル「1-2-Switch」!

プレゼンテーションでも紹介されていたこの作品。Wii世代で言うと「はじめてのWii」に相当しますでしょうか。ようするに、Switchの新しいコントローラーに慣れてもらうための、いわばチュートリアルソフトですね。
ピンポンやらガンマンやら白刃取りやら、結構多彩なミニゲームが出来るみたいです。
いっそワリオじゃダメなんですかね(ボソッ)
会場にもテンションの高い外国人バイヤーが一緒にプレイしてましたが、このゲームのメチャメチャ面白い点は、見えない何かを想像しながらプレイするパーティゲームというところ。
ピンポンも、白刃取りも然り、画面を通さず、目に見えない対象を皆で想像しながらそれを元にゲームをするというのは、画面を見ずしてその場にいる人の感覚を共有するという全く新しい発想のゲームで大変面白いコンセプトだと思います。
気がかりな点としては、1つずつのゲームが短く、あまり家族向けではない気がするという点。このゲームは見た通り大勢が集まって酒場の腕相撲感覚でプレイするところにあるので、盛り上がりが大事。早く交代出来る点は良いかもしれませんが、人数が少ない家族では「すぐ終わってしまった…」ということになるんじゃないかなと感じました。
これでも同窓会とか飲み会の席でやったらメチャメチャ面白いと思います。もしかしたら伝説のゲームになりかねない。
→1-2-Switch(任天堂サイト)
ソフト2本目は、新タイトル「ARMS(アームズ)」!
どうやらSwitch発売に先駆けつくられた作品のようです。
「Wiiスポーツ」の「ボクシング」が好きだったらハマること間違いなしであろうこのタイトル、コンセプトは「新、格闘スポーツ」!格闘とスポーツてほぼダブルミーニングやんって話は置いといて、このゲームのウリは、ビヨーンと伸びる腕での殴り合いという何ともシンプルなプレイ内容。
https://youtu.be/odvkVCwbznA
海賊王になれそう。
プレイはモーションコントローラを使い、懐かしきあの日のように画面に向かってコントローラーをフリフリ。でも昔とは違い、パンチは伸びる角度を変え敵を追うことが可能な他、ジャンプやダッシュ、ガードを使って敵の攻撃をうまく避けることも重要。意外と操作が豊富。
個性豊かなキャラも魅力的。キャラごとに使えるグローブも違い、それぞれで違ったプレイスタイルを発揮可能。これ、オンライン対戦にも対応してるので、知らない人とフェイストゥフェイスで殴り合う緊張感は今までにない体験でワクワクしますね。
→ARMS(アームズ)(任天堂サイト)
そして、3本目は皆さんご存知「スプラトゥーン2」!

会場でのスプラ勢の様子を見る限りでは「新しい!」というよりは、「ふむふむ、なるほど、こう進化するのか」という落ち着いた見方で迎え入れられているようでした。
進化した内容は具体的に、ブキやギア、ステージの追加が挙げられます。
それに何と言ってもSwitchは外でも遊べるというのが強みなので、小学生ユーザーが友達の家に行って二人で通信プレイをしたり、イベントで集まって対面でプレイしたりできるはずです。
→スプラトゥーン2(任天堂サイト)
さて、それではお待ちかね「ゼルダの伝説 ブレスオブザ・ワイルド」体験レポート!
体験会前の像。気合入ってんなぁ。
並んでからも結構待ってやっとこプレイ。プレイは冒頭20分間の制限で行われました。
ついでにコントローラーこの時初めて操作しましたが、そこまで操作性には違和感は感じなかったので、その点の心配はまったくないと思います。
さて気になる体験版。冒頭、ゼルダらしき声によって目を覚ましたリンクが、保管装置?みたいな小さな装置から立ち上がるとこからスタート。
ところがリンク、まさかのパンツ一丁。どうすんだこれと思いきや、部屋を出た先には宝箱が(ごまだれー)。中にはズボンと服の一式。どうやら今回は、RPGのように服装を上下でそれぞれ変える事ができ、また服装によって防御力も変化するようです。もちろん容姿も変わるよ!
移動はシリーズとくらべてそこまで変化ありませんでした。追加アクションとして前作スカイウォードのようなダッシュに加え、新しくその場ジャンプが加わりました。ツタ以外の壁とかもかなり登れるようになっており、そのためのアクションだと思われます。
ちょっと進むとすぐに戦闘なんですが、ここも大きな変更点。まず武器がハクスラよろしく拾う→装備するのシステムで、今までのように「師匠から剣もろたで!」っていう感じではなく、全て現地調達。ついでにいうと、回復アイテムもリンゴなど、全て現地調達。僕がやった限りでは、敵からハートが出るとかはありませんでした。武器の現地調達とかなんていう単独潜入任務。
でも戦闘はそこまで変化はなく、今まで通りスタイリッシュに仕上がっていました。僕はたまたま出したのですが、今作は敵の攻撃をタイミング良く避けると「ラッシュ」という特殊攻撃が行えます。風タクのタイミング攻撃が復活したような形です。
ストーリーの進展は20分ではほとんど把握できませんでしたが、草原の他に、雪山、火山など、フィールドも多々あるみたいなので、オープンらしいボリュームは期待できそうです。
総評としては、画質など、抱えていた不安はそこまで目立ちませんでした。ですが逆に、小さな「残念」も生まれました。たとえば、最初の武器が剣じゃなかったり、「ごまだれー」音がショボかったり(あとで大きいのあるかも)、泳ぎはスタミナ制など、「うーん、しょうがないかぁ」という点はありました。
とは言え、持ち運びスタイルでプレイしてもそこまで画質の劣化は感じませんでしたし、プレイも難なく行えました。持ち運び方法に少々懸念はありますが「CSゼルダが外でも出来る!」って思うとワクワクする気もします。これはユーザーがどちらに重きを置くかによって評価が変わるでしょう。
→ゼルダの伝説 ブレスオブザ・ワイルド(任天堂サイト)
■【総評】結局Switchは買い?

ニンテンドーの新たな時代、Switch。価格約3万円。
このプレイ体験でこの価格は安くないか!?というのが、僕の正直な印象です。(コントローラーの話は置いておき)
「これだけ焦らされたんだ!買わないわけには行かない!」というゼルダファンのみなさんは、もちろん買うべきだと思います。また、DSのゲームはショボいの多いけどWiiUのタイトルもなぁ…と考えているライト層にとっても、この価格設定は安価だと思います。
それになんといっても、Switchの利点は「皆と一緒にどこでも遊べる」こと!
「1-2-Switch」や「マリオカート 8 Deluxe」だけでなく、おそらく今後「リズム天国」や「メイドインワリオ」「マリオパーティ」といった、よりパーティ向けのタイトルが出ることが期待できます。
今回の体験会を通じて、Nintendo Switch というハードには「友達と遊ぶ楽しさ」「より対人を意識したプレイ」が詰まっていると感じました。
「久しぶりに家族とコミュニケーションをとりたい!」
「そういえば最近あいつと全然遊んでねぇな」
「職場の休憩時間のコミュニケーションに!」という方には、Switchはとてもオススメです!
以上、体験会レポートでした!