
「ペルソナ」は、今やゲームに限らずアニメ・舞台に至るまで、多岐にわたって作品展開されている人気シリーズです。女性男性を問わず、ライト層まで幅広く楽しまれています。
ですが、最初から順を追ってプレイしているユーザーでないと、シリーズ作品が多すぎて時系列がわかりにくいですよね。気になるからプレイしてたくても、きっかけが掴めずにいる人も多いのでは。
この記事では、これからペルソナを始めるあなたのために、どこから始めればいいのかオススメ作品や、シリーズの成り立ち、発売順リストについて解説します!
■目次
- ペルソナシリーズが生まれるまで
- ペルソナシリーズの特徴
- ペルソナシリーズの系譜
- 派生作品(スピンオフ)
- ここから始める!初心者にオススメの作品
- まとめ
ペルソナシリーズが生まれるまで
ご存知でない方のために説明しておくと、「ペルソナ」シリーズは実は「女神転生」シリーズの一部なんです。
1986年に徳間書店のメディアミックス作品として、「デジタルデビルストーリー 女神転生」という小説・アニメ・ゲームが制作されました。
これがゲーム「女神転生」シリーズのはじまりです。

ファミコン版1・2は、アトラス開発・ナムコ販売だった

当時としては十分リッチでかっこいい戦闘画面
その後、小説とは無関係にゲーム版だけがシリーズ化されていきます。
といっても、ドラクエ・FFのように順番にナンバリングされていくのではなく、大きな世界観を共有したサブシリーズに分かれて作品展開していきます。
女神転生シリーズとは・・・
- 女神転生 シリーズ
- 真・女神転生 シリーズ
- ラストバイブル シリーズ
- 魔神転生 シリーズ
- デビルサマナー シリーズ
- ペルソナ シリーズ
- デビルチルドレン シリーズ
- アバタールチューナー シリーズ
- デビルサバイバー シリーズ
とっくに完結したシリーズもあれば、「真・女神転生」シリーズは1992年から2017年現在まで脈々と続いています。

サイバーな独特の雰囲気が増した「真・女神転生」シリーズ
そんななかでペルソナは、それまでのゲームシステムを刷新するような新シリーズとして1996年に誕生しました。
ペルソナシリーズの特徴
「ペルソナ」を含む大きな「女神転生」シリーズの特徴は、ダンジョンRPGをベースにした、サイバーな世界観と伝記的世界観の融合です。よくあるファンタジーRPGやSF作品とは異なり、妙にリアルで、どこかクールで涼しげな謎めいた空気感に満たされています。

リアルな猥雑さが特徴の「デビルサマナー」シリーズ
「ペルソナ」シリーズが他の洗練されたRPGタイトルと異なるのは、主人公のパラメーター成長が日常パートでとった行動によって違ってくる点です。日常パートで物語を進めながら、夜は戦闘を楽しむといった構成がこのゲームの大きな特徴です。
戦闘は、「自分の中のもう一つの人格」が具現した存在「ペルソナ」を駆使して進めていきます。ペルソナは、一体一体に違った性能を持ち、それぞれを成長、強化させることもできます。
また、この世界観を演出する音楽やデザインも評価が高く、多くのファンを集める理由となっています。

「ペルソナ」第1作の戦闘シーン
ペルソナシリーズの系譜
1996年9月(PSP版 2009年4月)
「女神異聞録ペルソナ」
女神転生シリーズの派生タイトルとして発売。女神転生シリーズの世界観を汲みながらも、「ペルソナ」を操るシステムを導入したタイトル。
1999年6月(PSP版 2011年4月)
「ペルソナ2 罪」
「ペルソナ1」のシステムに加え、噂が現実になる「噂操作」というシステムが導入される。
2000年6月(PSP版 2012年5月)
「ペルソナ2 罰」
「ペルソナ2 罪」の続編。ストーリーは「ペルソナ2 罪」の後編になっている。
2006年7月(PSP版 2009年11月)
「ペルソナ3」
「ペルソナ2 罰」から6年後の世界。主人公の日常生活にもより焦点が当てられるようになり、キャラクター達の心境変化、重厚なストーリーが人気のタイトル。
2007年4月
「ペルソナ3 フェス」
「ペルソナ3」に追加要素を加えた完全版タイトル。
2008年7月(PSVita版 2012年6月)
「ペルソナ4」(PSVita版「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」)
「ペルソナ3」の二年後が舞台となっており、日常パートには新しく天候システムが追加された。
2016年9月
「ペルソナ5」
ペルソナシリーズ20周年記念作品として制作された最新作。「心の怪盗団」となり、歪んだ欲望を持つ人々を改心させる。
派生作品(スピンオフ)
2012年7月
「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」
「ペルソナ4」のキャラクターたちが繰り広げる2D格闘ゲーム。アーケード展開もされている。
2014年6月
「ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス」
唯一3DSで発売されたペルソナタイトル。アトラスの別タイトル「世界樹の迷宮」にペルソナの要素を加えたタイトル。
2014年8月
「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」
「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」の続編。
2015年6月
「ペルソナ4 ダンシング・オールナイト」
「ペルソナ4」のキャラが織り成すリズムゲーム。
ここから始める!初心者にオススメの作品
各タイトルには直接的な物語のつながりは無いので、今あるハードでもっとも触れやすい「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」から始めると良いかもしれません。
PS Vitaだと、ペルソナ5以外のナンバリングタイトルがすべてダウンロード販売されています。1台でシリーズを通して遊べるのでおすすめです!
PSPを持っている方は、中古でペルソナ1〜3が発売されていますので、そちらもオススメです。
PS Vitaを持っていないという方は、PS3/PS4向けに発売されている最新ナンバリングタイトル「ペルソナ5」から始めてみてはどうでしょう。
まとめ
「ペルソナ」シリーズは、大きな世界観・ストーリー・キャラクター・コスチューム・戦闘システム・日常パート・音楽・デザインと、それぞれの要素が非常に洗練されていて完成度が高いゲームです。人によってスキな部分は異なりますが、きっとあなたの気に入る要素があるはずです!
まだやったことのないあなたも、ぜひ一度「ペルソナ」の世界を体験して、自分が好きなところを探してみてください!