日本版Surface Proが発売になる2013/6/7まであと3日というタイミングで、昨日Surface RTを買いました。
カバーキーボードの色は、手垢が目立ちにくいマゼンタを選びました。

Windows RTならびに8では、初回起動時の設定でテーマカラーが選べるので、どの色のカバーキーボードを買っても調和が取れます。僕はキーボードの色とテーマカラーを同色に合わせました。
(写真では少し色が違って見えますが、実際には画面もキーボードもほとんど同じ色に見えます。)
■ なぜWindows RTか?
Surface Proが出るタイミングで Surface RTを買ったのには理由があります。
まず僕はWindows 8搭載の
タッチパネル式ウルトラブックをすでに持っていたという点。
そして、フルデスクトップが共存する
Windows 8を使っていると、Windowsストアの実力・動向が把握しづらいという点です。
■ 理由(1)
僕はWindows8がリリースされてすぐに
Dell XPS12という、画面が回転するタイプのウルトラブックを買っていました。だから、Surface Proを買うとこれとかぶってしまいます。これからSurface Proを買う人はWindows8ノートをまだ買ってない層だと思います。そういう人たちはその選択で間違いないと思います。あるいは、
ICONIA W510Dとか
ThinkPadシリーズでもいいと思いますけどね。
すでにタッチ式のWindows8を持っている人は、Surface Pro日本発売のニュースを見て、あのスペック・軽さ・Office搭載であの価格だなんてちょっとくやしい!!とおもいますよね。僕もくやしかったので、Surface RTを買ってやったぜという気持ちがあります。あと、やたら人にSurface Pro買おうかどうかって相談されるので、だんだん欲しくなってしまったというのもあります。
推測ですが、日本版Surface Proの発売を私たちがここまで待たされたのは、おそらくMicrosoftが日本国内のメーカーに配慮したからだと思います。Windows8ノートと同時にSurface Proが発売されたら、おそらく他メーカーのWindows8ノートはあまり売れないことは容易に想像出来ます。Acer・ASUS・Dell・HPといったグローバルなプレイヤーとは別に、世界的に見て小さなマーケットで奮闘している日本のプレイヤー=SONY・東芝・NEC・富士通なんかに、Windows8販売の良いスタートを切ってもらうための配慮があったのでしょう。もしかしたら、その配慮は同時に、国内メーカーにWindows8マーケットを形成させてから自社ハードを売りだしたほうが出荷数が読みやすくなるというメリットもあったのかも。
Windows8ノートをSurface Proよりも先に買ったのは失敗だったかも、と思う人は、今月か、来年、再来年ぐらいにSurface Proに買い換えても良いと思います。性能が高いですし、モノとしてもたぶん今のノートPCより Surfaceのほうが使いやすいはずです。
僕みたいに、高スペックのWindows8ノートを買ってしまって買い換える必要のない人は、次の2点目の理由でSurface RTを買うかどうか検討する余地が残ります。
■ 理由(2)
2点目の理由ですが、Windows8はエディションを問わず、タイル式の「Modern UI」と従来のデスクトップ環境が共存しています。当然ユーザーの側としては従来の環境も使える方が嬉しいですよね。それで僕も比較的抵抗なくWindows8搭載のノートPCを購入できて、タイル式UIの方にも慣れました。
ところがこういう状態では、タイル式のUIをがっつり使うことはあまりないんですよね。言い換えれば、Windowsストアにどういうアプリがあるのか、またWindowsストアのアプリだけで何が出来るのか、そういったことが見えてきにくい。
iOSやAndroidの場合は、端末を使っていれば自然にAppStoreやPlayStoreの動向が掴めました。
ところがWindowsストアに関しては、Windows8のデスクトップを使っていたら
タイル式UIから“逃げてしまえる”ので、Windowsストアと正面から向き合わなくて済んでしまうのです。
従来のWindowsワールドのリソースでコンピュータを利用することができてしまうので、
これから新しく開けていくであろうWindowsストアの市場、Microsoft社の描く未来図のようなものが認識しにくい。
いちユーザーとしてはそんなことはどうでもいいのですが、ITに携わるもの・開発者・ハッカーとしてはそれではいけないので、Windows8搭載タッチ式ノートとは別に「従来のWindows資産とは切り離されていて、
意地でもWindowsストアと付き合わないといけない」WindowsRTを手元においておくことにしました。
言うまでもなく、Windowsのユーザー数は、AndroidやiOSをはるかに凌ぎます。従来からの
Windowsユーザーの数がそのままWindowsストアのユーザー数になると考えるべきではないですが、それでもWindowsストアは重要な市場になる
可能性はあると見ていてよいのではないでしょうか。
■ Surface RT を使ってみて
Surfaceの、モノとしての質感は思ったよりも良いです。買う前に店頭で1、2度触っていたのですが、防犯ケーブルのついていない「自分のSurface」を使ってみると、「iPadよりいいかも」と思えました。
実際、もっと早くこれが発売されていたら、iPadではなくSurfaceを先に選んで、こちらに依存する生活になっていたんじゃないかなぁと思います。
■ プログラミング環境
こちらの記事にもあるように、とりあえず「
Notepad RT」と「
mFTP」で簡易的な開発環境は手に入ります。
Windows RT向けコードエディタ&FTPアプリでWebサイトを作る | Surface Online
http://www.surface-online.com/?p=93
Windowsストアの初期設定は、「選んだ言語のアプリを見つけやすくする」がオンになっています。
この設定をオフにすると、キーワード検索した時に海外アプリがいっぱい出てくるようになります。オンの状態だと国内のアプリしか出てこないので、実用アプリもゲームもかなり少ないです。
Windowsストアを起動→「基本設定」→「選んだ言語のアプリを見つけやすくする」をオフにする
余談ですが、デスクトップから「コントロールパネル」→「時計、言語、および地域」→「地域・場所の変更」と進むと、地域を変更できます。これを「日本」ではなく「米国」にすることで動くアプリが増えるらしいですが、アプリ購入(決済)もドル建てになって、日本の決済とは別にクレジットカードを登録しないといけないので、僕はこれは「日本」のままにしています。
■ カバーキーボード
とても開発・制作作業に向いたキーボードではないですが、オシャレさとのトレードオフということで。Appleの純正キーボードも別によくできた代物じゃなくても、みんなオシャレだから使ってるじゃないですか。そういうもんだと割り切るしかないかと。
それにUSB端子もあるので、どうしても我慢できないときは好きなキーボード挿せばいいんです。
僕はThinkPadのトラックポイントキーボード信者なので、デスクの上でSurfaceを使うときはそれを使うと思います。
■ 最後に
昨日買ったばかりのSurfaceRTを、果たして1年後、2年後に僕がどう思ってるかはよくわからないです。
でも、ガジェットが好きなら買ってしばえばいいし、経費で買えるなら買ってしまえばいいと思います。
アーリーアダプターにしか見えてこない世界というものがあると思うんですよね。
Have fun !(^ω^)
今自分もパソコンの購入を考えており、アプリの開発にとても関心があります。
他には趣味程度の作曲、動画編集、ブログ作成で使います。
Windowsでは動作の不具合やウイルス、使いにくさを感じる為、MacかWindows8.RTで迷っています(笑)
RTを使ってみて今現在はどのような感じですか?(^□^*)