2014年10月30日

Goal.com日本語版の記事見出しが戸田奈津子っぽい

すごく小さなことなんですが、一応ウェブのライティングに関する話として。

海外サッカーの記事がたくさん読めて便利な便利なGoal.com日本語版。
最近急に気づいたんですが、Goal.comの記事見出しって、たまにちょっと変なんです

goal1.jpg goal2.jpg goal3.jpg
写真はスマホアプリ版Goal.comから。

なんか、妙に戸田奈津子っぽい。
悪名高い戸田翻訳のひとつ「コーヒーを?」を彷彿させませんか?

ちなみに、
見出しは「本田?」「香川?」「コーヒーを?」となっていますが、実際の記事を開くと一応ちゃんとしたタイトルがあります。

・ミラン:「本田? プラティニも時間がかかった」
  ↓

おそらく、本来の文字数だと関連リンクとして表示する見出しには長すぎるというシステム的・ディレクション的な都合によるものでしょう。

そう考えるとこの「コーヒーを?」のテクニックもすごく合理的な気がしてきます。
人名を頭に持ってきて「?」をつけると誰の話なのかがわかりやすくなるし、「本田は・・・」という表現の運びよりも「本田?」といったほうが、文脈の運びを無視して「プラティニも時間がかかった」とか短くいろんな事が伝わります。

そもそも戸田奈津子っぽいっていうことは、無理矢理短くしようとしている工夫が感じられるからなんですよね。
とはいえ、やはりGoal.comにこの「コーヒーを?」パターンが沢山あるのを見ると失笑してしまいます。

なんていうか、安っぽいサスペンスドラマで、犯人がわざわざ視聴者に分かりやすい感じで電話で話したり、追い詰められた犯人が聴いてもないことをペラペラしゃべりだしてるような感じなんですよね。

「本田?」「香川?」
いや聞いてねーよ!
みたいな。

ともかく、この「コーヒーを?」の修辞法(レトリック)はウェブサイト運営上のひとつのテクニックとして、まぁこういう事例もあるなと覚えておいて損はないかなと思う次第であります。


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posted by taichistereo at 21:18 | Comment(0) | WEBディレクション

2014年08月18日

大正製薬コーラック「デナーシカ」のテレビCMが賛否両論

デナーシカ」という、女性向けの新しい便秘薬が発売されました。
TVCMも放送されているのですが、その面白くキワドい表現にネットユーザーからはさまざまな反応が上がっています。

ナデーシカ.png

まず状況を簡単に把握するために「Yahoo!知恵袋」に寄せられた質問を見てみましょう。


>> 続きを読む



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posted by taichistereo at 09:17 | Comment(2) | WEBディレクション

2008年07月15日

CMSとCGMは表裏一体

09/11/14〜
「CMS」「CGM」というキーワードで検索から来てくださる方が多いので、きちんとした内容に書き直しています。
書き直し途中なのでとても読みにくいです。申し訳ありません。

■ 定義

CMS - Contents Management System
コンテンツ管理システム。


CGM - Comusumer Generated Media

Wikipedia、


■ CMSとCGM

コミュニティサイト、すなわち広義のCGMサイトということになりますが、CMSとCGMというのは密接な関係にあるといえるでしょう。

CMSの管理機能を、運営者だけでなく、制限された管理権限を与えられた一般登録ユーザーが利用できるようにすれば、それはCGMサイトになる。
XOOPSはまさにそのような、「CMSによるCGMサイト」開設に向いたシステムであるように思います。

逆に、CGMのひとつの典型ともいえる各種「Wiki」システムについても、編集権限を運営者だけに限定すれば、Wiki=CMSプロダクトとなるわけです。


■ NucleusCMS

ブログウェア(ブログCMS)も、CMSのひとつの分類です。
国内でもっとも有名なブログCMSはMovableTypeですが、PHP言語を利用したものではおそらく「WordPress」ということになるでしょう。「WordPress」は純粋なブログ用CMSです。

もうひとつ有名なのは、「NucleusCMS」ですが、これのいいところは、一個のインストール済みNucleusで複数のブログを作れるというところです(DBはひとつでOK)。
これにより作成するコンテンツ(エントリ)ごとにテンプレートを振り分けたりできるので、ブログCMSと汎用CMSの中間的な使い方ができます。

Nucleusでも、工夫してCGMサイトも構築できるでしょう。


■汎用CMS

で、NucleusCMSでも不十分な場合は「Joolma」「Drupal」「MODx」などの汎用CMSの出番となりそうなのですが、、、

正直そこまでの対応が必要な案件というのが微妙にわかりません。
Nucleusについて書いていたら、ショッピングサイトやCIサイトでも、それで十分な気がするし。。。
(実際にはショッピングサイトは決済とかあるしeコマース向けのCMSでやるので、これはあくまで脳内でのシミュレーションね)


でも、「大規模な」総合ショッピングサイトや「大規模な」CIサイトだったらどうだろう。

おそらく、URLの命名などを考えていくと、NucleusCMSで構築していくより汎用CMSを使った方が作業工数を抑えられるような気がします。

さらに、CMSの要ともいえる管理画面については、汎用CMSの方が細やかで柔軟な設定ができるでしょう。


これはぜひ、両方の手法を試しておきたいところです。
そのうえで、「自分的本命」の汎用CMSの目星をつけておきたい。

まぁXOOPSやGeeklogとか、一般に「癖のある」と言われているCMS以外は、どれもだいたい同じようなもののはず。
ブログシステムを理解していれば、MTもWPもNucleusもいじれてしまうように。


■ 管理画面

運用においてもっとも重要なのは、言うまでもなく管理画面です。
この、管理画面のイメージから逆算していくと、
・汎用CMSでいくのか
・特定用途向けCMSでいくのか
・フレームワークでいくのか
・スクラッチでいくのか
が検討しやすいかもしれません。

フレームワークにもDBをコントロールできる管理画面(Admin機能)というのが用意されているので(RailsやCakePHPでいうところの「Scaffold」)、それをそのまま使うというのもひとつの手です。
特に個人的にはDjangoやRhacoのAdminはナイスだと思います。
足りないものはスクラッチで追加すればいいわけです。

(実際、Oitaweb.TVではRhacoを用いてそのような手法をとりました。)




ぜひとも、いろいろなケースで試行錯誤していきたい!
お仕事お待ちしてます(・ω・)


■コエカタマリンのCMS

Rechod CMS
独自のCMSを開発中。

Oitaweb.TV 大分インターネットテレビ放送
受託案件として、PHPフレームワークRhaco1系による、専用のCMSを構築。




■コエカタマリンのCGMサイト

更新PingまとめWiki
Puki-wikiによるCGMサイト。

SNSストックフォト
XOOPSによるCGMサイト。
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posted by taichistereo at 23:10 | Comment(0) | WEBディレクション

2008年04月12日

哀しかったプロジェクト

某社の某ゲームの話です。
仕事の話です。

まだプロジェクトに参加していたころ、ティーザーサイトつくったほうがいいでしょ、
っつってたのに「いーよそんなもん」て返事だったのね。

他にも無数の提案をして、ことごとく却下されるたびに
「ほんとにわかって吟味してんのか?」
「耳ついてんのか?」
って思っていました。


で今日みてたらティーザー公開してやがられました。
また僕のいってたことが正しかったんじゃねーか。
また別の誰かに言われてその気になったんだろ。

もうね、アホかと。
どんだけ判断力ひくいんだと。

いまさら言い出してもキリがないし
どんだけ言っても理解できない人たちだったんだけど、
プロジェクトが終わった後もまたこんな気持ちにさせられるなんて。。。と思うと
カッときたのでここに書いておきます。
明日以降この件については一切忘れることにします。


ビデオも公開されてるけど、これもほんとにレベル低い。
僕ならありゃ10分でできるな

もちろんweb自体もなんじゃこりゃってかんじ。

あーよくあんな低級なひとたち(言語的な意味でw)と付き合ってたよな。

あんな仕事のために命懸けて真剣に悩んでたのかと思うとなんかほんとにかなしい。

いや仕事自体はわるくなかったはずなんだよ。

でもプロジェクトはクソひどかった。
で結局「続けるに値せず」と判断せざるを得なかった。

もとをただせば、こういう判断をさせられたこと自体がものすごく哀しいことだった。

これ以上詳細な描写は結局のところ一方的な意見か水掛け論にしかならないので
もう本当に忘れることにします。

願わくば、プロジェクトそのものに関するレビューをメンバー全員で行える機会があると、
まだ救いがあるかもしれませんね、今後。

がんばってくださいwww

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posted by taichistereo at 18:00 | Comment(0) | WEBディレクション

2008年02月06日

editaとアバウトミーの盛り上がり感

edita(エディタ)にアフィリエイトサービスが追加されたよ、とメールがきました。
正直すげーな、なんか。
中を見てみるとプログラムは5つしかなかったけれど(笑、
どうやら運営会社のアライドアーキテクツはテレビショッピングサイトも運営しているらしく、
その関連でのプログラムが4つと、もう1つはedita会員登録そのものの促進プログラム。

editaには他にもCGMポータル作成サービスである「マガジン」といったセクションもあって、
これはすごい展開をしているなぁと感心してしまう。

↓こちらは、edita経由で提供されている「和民」のアドバタイジングゲーム。

<a href="http://www.ad-game.jp/">アドゲー天国</a>×<a href="http://www.edita.jp/">エディタ(edita.jp)</a><br /><a href="http://community.edita.jp/adgame_buzz/watami/index.php?from=blog"> ブログにビール注ぎゲーム「生一丁プレミアム!」を貼ろうキャンペーンはこちら</a>

こういう業務まで手広くできる会社ってそうそうないと思う。。。
ひとつのサイトでここまで拡げていってるっていうのがとっても素晴らしい。

もちろん「mixi」とかもそうなんだけど、あれはやっぱ「SNSブーム」ありきで偶発的な存在だからちょっと異質だよね。一言で言うと「参考にならん」。


アライド・アーキテクツの提供する「edita.jp」は一見すると
よくあるSNS?コミュニティサイトっぽい?なんて風に見えたり、
ブロガー支援?なんか微妙だなぁ。みたいに思えるけれど、
なかなかいけてる。

なんというか、
中の稼働率が高いっぽい。

これはniftyの提供する「アバウトミー」でも感じられることだけれど
コミュニティ内での自分の行動に対するレスポンスがかなりいいように思う。

割と純粋に喜びを感じて使っているユーザーが多いんだろうなぁというのが、
けっこう体感できるのだ。

「エディタ」にせよ「アバウトミー」にせよ、自分の運営するサイトを集約するひとつのポータルを持てるというところが共通しているわけですが、
実際、エディタでマイページを作成したためにアクセスが微増しました。
(たまたま同じ時期に別の要因でアクセスが増えた、という可能性も捨てきれませんが。)
微増とはいえなかなか出来ないことですよねこれは。

いちブロガーとして見て「エディタ」は「使えるサイト」だと言えそうです。

もうちょっと客観的な見方で説明するなら、
僕は自分で運営しているサービス複数について「googleアラート」を設定しているのですが、
そのキーワードにeditaの自分ページが引っかかる率がけっこう高い。

同様に、googleで自分の運営サービスについて検索してみると、
editaはかなり上の方にきています。
etidaを起点にgoogleBotが周回してページランクが流通する、という図が容易に想像できます。



アライドアーキテクツとniftyは、あなどりがたし。
やってることがどれもけっこう、イケてるっぽい。

むむむ。。。

会議の様子が見てみたい。。。

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posted by taichistereo at 20:00 | Comment(0) | WEBディレクション

2007年10月30日

『ニコニコちゃんねる(ZZ)』:「2ちゃんねる」全スレッドを「ニコニコ動画」風の字幕で表示

コエカタマリン公式サイトではまだ正式にアナウンスしていませんが(理由は後述)、
「ニコニコ動画」風の字幕スタイルで「2ちゃんねる」全スレッドを見るためのwebサービスを
先日こっそりリリースしました。

■ 新サイト「ニコニコちゃんねる(ZZ)
http://www.nicoch.net/

昨日・今日と周囲の知人に見てもらったのですが、
彼らから得られた反応は、

「読みづらいけど、まぁ面白い」

という感じでした(10人中9人!)。


「面白いけど、読みづらい」ではないのが悩ましいところです。

技術ドリブン(「出来そう?→出来る!→出来た!」)のモチベーションで開発・公開した本人の意識としては

「面白いでしょ?直した方がいいとこもいっぱいあるけど」


って感じなのですが、
本人以外の いきなりパッと見てくれた人のファーストインプレッションは見事に逆で、

「直せそうなところがいっぱいある(けど、まぁ面白いんじゃない)」

ってかんじの反応ばかり。
貴重な意見をいくつも聞くことが出来ました。


作った本人は、技術的なコアの部分が完成して、最低限 人に見せてしまえるなと思った時点で「作れた」ことに結構納得してしまっているんだなぁと改めて発見しました。


こういった技術ドリブンの直情型サイト(・ω・)の場合、
一般のユーザーがせっかく訪問してくれても

・直せそうなところがいっぱいある
  ↓
・完全でない(不完全である)
  ↓
・本気でやってない、すげー中途半端なことやってる
  ↓
・真剣に見るに値しない

と感じているであろうことは容易に想像できます。
ソーシャルブックマークにメモしてくれることもなければ、クチコミで拡がることもなさそう。


つまり、
作って公開したからには、ディティールにも心を配らなければいけなかった。
いや、細かいところ全部作り込むっていうよりは、作った本人の満足感をいっかいリセットして、ユーザーの目線から本当に面白いものっぽく見えるかどうかを冷静に問い直す必要があるんですね。

開発してる本人的には「9割がたオッケーじゃん?」というところで手を止めてしまうと、
自分以外ほとんどのユーザーにはちっとも届かないwebサービスにしかなりえないから
すげー損しちゃうことになる。

そう考えると、僕の運営してるサイトはほとんどが自己満足に思えてくる。
アチャポー。

作った本人に言わせれば、せっかく休日を費やして作ったんだし、せっかくドメインもとってサーバーも契約したんだからすぐにでも人に見てもらいたい。

第三者的に冷静に見直す、というのは難しいし、作った満足感の熱が冷めるまで時間がかかるからめんどくさい。

でも、「個人運営の割にはよくできてるね」「これからも暖かい目で応援してあげよう」なんて思ってくれるエンドユーザーは、どこにもいないのです。
単純に、そのサイトがユーザーの目に面白いものとして映るかどうかがすべてなのです。



というわけで今回の「ニコニコちゃんねる(ZZ)」のリリースからは、
自分的にはオーバーワークなぐらい作り込んでからサイト立ち上げをアナウンスする
すべきだと思い、今はまだこっそりと仮オープン状態のままにしておこうと思います。
(つまり「サイレントリリース」。)

またひとつ、自分の考えが至っていなかったことに気づけてよかった(・ω・)
その意味では、親しいけれど厳しい目を持った批判者の意見を事前に聞いておけてよかったです。

周りから「新しいことを色々自分でやってる人」って思われていることで 自然に批判をもらえるような関係を構築することは大切なんだなぁー。

みんなありがとうね(・ω・)
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posted by taichistereo at 03:12 | Comment(2) | WEBディレクション

2007年08月15日

携帯端末からのアクセスとPCからのアクセスを判別する方法

以前から携帯向けサービスをリリースしたいなぁと思っていたのだけれど、
受注仕事の場面で携帯向けの開発経験がほとんどないのでなかなかできませんでした。

そんなところへ先日、お風呂のなかでPSPでブラウジングしてるときに以下のサイトを発見しました。

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posted by taichistereo at 02:45 | Comment(0) | WEBディレクション

2007年07月29日

CIサイトのトップページにブログを組み込む

「CIサイト」とは企業や団体などのアイデンティティサイトのことで、法人企業の公式サイトなどのように<コーポレート・アイデンティティ>を伝達・紹介する目的をもったWebサイトのことです。


「コエカタマリン公式サイト」では、トップページの下側にブログ形式で最新情報を掲載しています。

コエカタマリン公式サイト

企業や団体のサイト(CIサイト)としてはなかなか思い切ったレイアウトだと思いますが、プランニング時点では前例として「songbird」プロジェクトのサイトがありました。
“黒いiTunes”ことオープンなメディアプレイヤー「songbird」ですが、あまりメジャーにはなっていないようですね。。。

Songbirdnest.com | Songbird Media Player

このように「CIサイトのトップページをブログにする」という考え方は、いろいろな面でなかなかいけてるアイデアだと思います。


具体的なメリットと 実際に展開できそうなケースについて、以下のように考えられます。
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posted by taichistereo at 21:26 | Comment(0) | WEBディレクション
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